四季折々の⾃然に囲まれながら情緒たっぷりの温泉で癒やしのひとときを満喫できるのは蔵王の⼤きな魅⼒です。
開湯400余年になる歴史ある温泉街「遠刈⽥温泉」では源泉かけ流しのお湯が味わえるだけあって地元の⼈はもとより遠⽅から訪れる観光客で賑わっています。
⽇帰り温泉も多く点在しているので湯巡りで旅の疲れを癒やしてください。
蔵王
「遠刈⽥温泉」
昔は「湯刈田」ともいわれた遠刈田温泉は標高330mの高原にあり、信仰登山の基地や湯治場として知られてきました。温泉発祥の由来は、岩崎山の金を掘って財を成した金売橘次が霊泉を発見したのが始まりと伝えられています。史料によると、金の採掘は慶長年間(1600年代)であることから、温泉の発見も実際はこの頃と推定されています。また別の伝説によると、不動滝の大うなぎが三階滝の大ガニとの戦いに敗れ、切られた尾がこの地に流れつきました。それにより足腰の病に効くといわれています。今も共同浴場を中心に広がる旅館やこけし工人の家並みは、往時を偲ばせます。
- 泉質ナトリウム・カルシウム -硫酸塩・塩化物泉
- 効能神経痛、リウマチ、胃腸病、婦人病、慢性皮膚病など
遠刈⽥温泉のみどころ
共同浴場 神の湯・壽の湯
遠刈田温泉街には、2ヵ所の共同浴場があり、地元住民と観光客で賑わい、社交場となっています。神の湯裏手から湧き出る源泉温度68℃の源泉は、2ヵ所の共同浴場と温泉街の各旅館ホテルへ繋がっています。男湯と女湯それぞれに熱めとぬるめの2つの湯舟がありますが、全体的に温度は高めです。熱めのお風呂は日頃の疲れを癒してくれます。
足湯
神の湯脇には、無料の「足湯」が併設されています。(時期により休止の場合あり)地元住民や観光客の憩いの場になっています。上段の熱めの湯からぬるめの湯へ段々になり、お好みの温度の場所で足をつけてゆったりと休むことができます。
遠刈田温泉朝市
共同浴場「神の湯」前広場を会場に、地元の新鮮な野菜や果物などを販売しています。遠刈田温泉のお宿には(一部例外有り)、朝市で使えるスピードくじ引換券が置いてあります。
※5月下旬~11月末までの毎週日曜日、午前6時~8時に開催。
宮城蔵王の観光拠点「遠刈⽥温泉」
蔵王連峰の東麓に広がる温泉地「遠刈⽥温泉」は、宮城蔵王の観光拠点です。温泉地というだけではなく、蔵王のシンボル「蔵王の御釜」をはじめ、「蔵王チーズ」の製造販売を⾏う蔵王酪農センターや、「蔵王⾼原⼤根狩り」会場となる七⽇原⾼原へ繋がる要所にあります。温泉街の中には、共同浴場、温泉旅館ホテル、お⼟産店や飲⾷店が⽴ち並ぶ商店街があります。商店街の街歩きオススメで、和洋のグルメが⾷べ歩きできるのも観光で訪れたお客様に⼈気です。
蔵王
「鎌倉温泉」
鎌倉温泉(かまくらおんせん)は、蔵王連峰の⼭麓にある⼀軒宿です。
平安時代に起こった奥州前九年”の役で負傷した、源⽒の武将・鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)が発⾒し、温泉で傷を癒したと言う伝説がある温泉です。古⾵ある湯治場⾵情の外観・内観は、まるでこの宿だけがタイムスリップしたかのよう。
お⾵呂はこぢんまりとしており、数⼈で満員になる規模ですが、それもまた⼄なもの。
- 泉質低張性アルカリ性冷鉱泉
- 効能古くから皮膚病に効く湯治場として知られてきました。この他、アトピー、外傷、火傷、痔、水虫、美肌効果。
鎌倉温泉のみどころ
休憩室
人里離れた山林に囲まれた蔵王の自然のなかにポツンと佇む一軒宿の温泉旅館です。館内は、昔ながらの湯治場の面影を残す風情のある客室が並びます。ゆったりと身体を休め、蔵王で流れるゆったりとした時間が過ぎるのを楽しめます。館内の売店では、畑で収穫したばかりの新鮮な野菜や、蔵王の清水で育てたお米「ひとめぼれ」を販売しています。また、季節を感じさせる採れたての山菜も並び、新鮮な食材としてお土産に喜ばれています。
温泉水の販売
温泉水を販売しています。容器をお持ちにならない方には、容器とセットでも販売しています。利用方法は、温泉水を鍋やヤカン等で適温に沸かし、沸かしたお湯を患部にタオル等で浸します。蒸かしても効果があるようです。また、冷めたお湯は捨てずに、数回繰り返して使えます。
蔵王
「⻩⾦川温泉」
黄金川温泉は、蔵王連峰の東側に位置する温泉です。
黄金川温泉「白鳥荘」があり、町民の心身の健康と福祉向上のため、昭和59年3月にオープンしました。
施設内には広々とした浴室、談話コーナーやカラオケを設置し、隣接してゲートボール場も完備し、レクリエーション交流も図られるなど、居心地の良い環境と憩いの場として提供しています。
- 泉質ナトリウム塩化物泉
- 効能神経痛、筋肉痛、関節痛、きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病など